宝塚舞踊会

2005年10月7日 宝塚
今回も飛行機で。前回,あやうく乗り遅れるところだったので,今回は,早めにチェックイン。ラウンジでくつろいだりして,搭乗口に着いたのは結構ぎりぎり・・・っとゲートが閉まっている・・。積み残された?とあせったら,搭乗ゲートが変更になったと。毎度,心臓に悪いわ。機材の不調で,出発は20分遅れ。変な機体で飛んで落ちられても困るので,仕方ありませんね。ラウンジに残してきたお茶がもったいない・・。

伊丹に着くと,雨,ムラに着くと,ほとんどあがっていました。
ランチに行って,ホテルでまったりしてから,劇場へ。

初めての宝塚舞踊会。
去年,観ておきたかったな〜。
という後悔を来年しないために,今年は,来たのです。

プログラムは,観づらいですね。値段も高いし。
演目ごとに出演者の写真が出ているのですが,その間に,いちいち広告の頁があって,探しづらい。御贔屓は,探す必要もなかったですが,ゆみこちゃんが何に出るのか知りたくて。
もっとお衣装の説明とか,振りの説明とか,親切に書いて欲しいなあ。私みたいに,日舞に詳しくないお客さん,たくさん観ていると思うんですよ。

本格的な邦楽での日舞って,歌舞伎座でしか観ないんです。
大劇場で,邦楽って,違和感ありました。
女役さんたちが女舞を踊ること(それ,普通だから)にも違和感が・・・。
歌舞伎座は,男性オンリーの世界ですから。日舞=男性が踊るってイメージで・・・。

冒頭,とにかく地味な催しだなーと観ていました。
ゆみこちゃんの場面は,背景も華やかになって,舞台の上で,生着替えもあり,楽しかったです。

で,いきなり,第2部の独楽の感想へ。

うちの御贔屓は,蘭とむちゃんと一緒にご出演。うぅ,蘭とむちゃん,楽しみにしていたのに・・ちっとも見れなかった。
御贔屓は,なんか,意外なほどに,和物のお衣装もメイクもしっくり似合っていて,かわいかった〜。来て良かったよ。うん。仕草や,表情のひとつひとつから,「心意気」が伝わってきて,とても良い舞台でした。独楽を回している様子も楽しくて,作品も良かったです。
最後,競り上がりもあって,満足でした。

フィナーレは,桃太郎だったんですか?気付きませんでした(笑)袴を着た御贔屓の生足に釘付け。ケチケチしないで,前列買えば良かったなあ(爆)と思った瞬間でした。

出のガードはありませんでした。
で,メイン・イベントの出待ち。

サングラスも帽子もなく,キラキラのついた黒いブラウスのうつくしい〜御贔屓。お手紙渡して走り抜けて,実際に御贔屓を観たのは,後の人たちがお手紙を渡しているときでした。こんなステキな人のファンであることが幸せで,帰り際に「ありがとう」にこやかに手を振ってくれたのが嬉しくて。

ひじょーに,癒されました。
実際にお手紙を渡した瞬間の記憶は飛んでしまっても,一瞬だけでも,自分を観てくれた時間があるという事実に,心が充たされるのです。それに,東京公演の入り・出で,何回かに1回あるかないかという,気合いの入った装いでした。
DVDの感想です。
舞台も観たんですけど,1日だけの公演で,御贔屓の出番のチェックに忙しかったので,また,語りたいこととか,出てきました。

コットンクラブの場面
実質,新生月組トップコンビのお披露目となった場面ですね。
5月まで,エリザベートを演じていたアサコちゃん。2番手時代より,ソフトな感じ。
マノンは見たものの,その後,ミホコちゃんをじっくり見る機会がなくて,どんな娘役さんなんだろうとわくわくしながら見ました。
二人きりになって,アサコちゃんに腕をとられて,ミホコちゃんが振り返るときの,ちょっとためらうような表情が好き。
横並びに踊っているときのミホコちゃんの表情も,清潔感があって,生き生きとしていて,ちょっと大人っぽさもあって,すごく良いと思う。
ミホコちゃんとのコンビを見て,とてもバランスが良いと思った。
見た目もそうだし,学年的にも。

いきなり一般論ですが,トップ娘役に,下級生を抜擢することにはあまり賛成ではありません。いくら女性が女性を演じるとはいえ,女性が演じる男役さんの相手役をするわけで,技術が身に付くまで,ある程度の経験は必要だと思うからです。歌とか,踊りとか,個別の技術でみれば,下級生でも,充分な実力のある生徒さんは,いるでしょう。でも,娘役を「演じる」となると,それなりのキャリアが必要です。
そういう意味で,実力の充分でない生徒さんがトップさんの相手役になると
・何より,本人がしんどい
・そういう人の出番が多いと,見ている方も,つまらない
・相手役のトップさんもしんどい
・どうしてあの人がセンターにいるわけ?と思う上級生もいるかもしれない

実力が充分だったとしても
・組の看板を背負うわけで,あまりに若い子だと,プレッシャーになるのでは?
・相手役さんとの学年差がありすぎて,気を遣う

そういう意味でも,今回のトップコンビは,良かったな,と。
一度でも組んだ経験があるのが望ましい,と思うんですね。
常に主演する二人なわけですから,「ありゃー」な組み合わせとか,許されないわけですよ。

ちなみに,下級生の抜擢,バウ等の特別公演では,賛成です。
若手を育てる場でもあるし,いろいろなコンビの相性をどんどん試してみればいいと思います。

すっかり脱線しましたが,コットンクラブですね。
うちの御贔屓が歌いながら登場する場面。
段上がりの舞台の奥から登場なんですが,思いっきりカメラは引いています。なんでそこ,アップにしないかなあ。黒燕尾での歩き方,腕の振り方が格好良いです。ただ,段を降りて歩いてくるだけの仕草なんですけど。

娘役さんとのデュエットダンスは,密着度が高く,ドキドキでしたぁ。
娘役さんが,後ろから御贔屓を腕を絡ませて抱きしめている感じで。

エリザベートのルドルフ役は孤独な役だったし,ラスト・パーティーでも,ゼルダへの愛をより強く感じたのは,離ればなれになってからだったし,あまり濃密なラブ・シーンとか,見たことないんですよね。

お芝居とかで,恋人がいる役がついたりしたら,毎回こんなにドキドキするのかしら。
どうやら,アサコちゃんにおちそうな予感。
「舞台人」としてのアサコちゃんには,エリザベート初日に射落とされましたよ。ズギュン。
ここで書いているのは,男役,ショースターとしての瀬奈じゅんのこと。
今回のショーの初見の感触が,何となく,ブルー・ムーン・ブルーのときと,似ている。この作品は,大劇,1000days,博多座と,どんどん変化をとげていった作品。だから,このショーでのアサコちゃんは,良い意味で,化けるような予感。そして,恋の予感。

あさこちゃんは,容姿端麗の2枚目。
もともと,落ちる要素はあったと思う。
口では,「舞台人は実力よ,実力」などと言いながら,本音はしっかりビジュアル重視の私(笑)
ビジュアルが良いのが前提で,歌に,踊りに,お芝居にとできれば理想的ってことで。

特出のときは,かしちゃんと,一対の美男という感じで見ていた。
そして,御贔屓のいる組のトップになる人に決まってから,一層注意してみるようになった。
宝塚の,良き伝統をしっかりと継承しているアサコちゃん。
今後が,とても楽しみ。

入り出のガードとかは,できないけれど,舞台のアサコちゃんに,熱い視線を送るでしょう。
えっと,今回の全ツは,わりと地元にも来たにもかかわらず,諸事情により,不参加でした。
でも,ベルばらは,原作からの思い入れのある作品。皆さんのブログで盛り上がっている書き込みをいろいろ読んで,なんか,語りたくなってしまいました。

今回,250周年にもかかわらず,ずいぶんな描かれ方をしているらしいアントワネット。
私は,原作を読んだときから,断然,アントワネット擁護派です。だって,由緒正しい家柄の美人が,野蛮な民衆によって,断頭台にかけられちゃうんですよ。彼女の浪費が,財政破綻のほんの一部にはなったかもしれないけれど,根本的原因は,ベルサイユ建造にはじまる,歴代王の浪費。デュ・バリーの浪費のツケを,何故彼女が払わなければならないのでしょうか。

王妃としていかがなものかと思う,「パンがないなら,お菓子を食べれば」発言も,仕方がない。
「パンがない」とだけ言われて,生活必需品であるパンさえもないのだから,砂糖やバターをふんだんに使った贅沢品であるお菓子など,あるはずもない,ということは,教育とか,社会的経験を積んだ大人だからわかること。ま,経験と想像力ですね。
「ごはんがない」と言われたら,「じゃあ,お菓子を食べれば?」というのは,ごく素直な反応なんですよ。
アントワネットの境遇をみると,14歳まで,名門ハプスブルグの箱入り。嫁いだ先には,アントワネットをまともに教育できる人はいない。夫の両親は他界しており,目上の人といえば,義理の祖父にあたる,15世。愛人にうつつを抜かしているおじいちゃんで,若い人の教育に適した年齢でない。義理の伯母は,ちやほやして,利用するだけ。
これで,大人になれってのが無理でしょうね。

たった14歳の女の子が,「ベルサイユで一番身分が高い女性はあなたです」と言われて,舞い上がるなってのが無理ですね。

想像してみましょう。毎公演,大劇場3列目センターに,自分専用の席が用意されていて,宝塚ホテルのスイートも年間契約で確保されていて,クローゼットにはキレイな服や靴がいっぱいあって,食事代とかの,心配もなくて,毎日,劇場に行けるとします。それで,学校に行けとか,勉強しろとか言われて,しますか?私はしませんよ,劇場に入り浸ります。

アントワネットの方からしか話しかけれないというしきたりも問題。
自分にとって耳ざわりの良いことをいってくれる人にしか話しかけなくなるのが当たり前。

だからね,アントワネットは,可哀想な被害者なんですよ。

という,アントワネット擁護派の私にとっても,謎だったのが,オスカルに対する,アントワネットの逆切れ(原作にもこの場面があるんです。あなたには女の心がわからない,云々。今回の全ツと,どの程度差があるのかわかりませんけど)

オスカルは良い人で,忠告してくれているのに,何でこうなるのー?って思っていました。でもね,今は,よーくわかりますよ。

自分を可哀想だと思っている人
自分を被害者だと思っている人
は,

無敵

です。
えー,自分は,被害者で可哀想なので,何か不都合が起きても,それはみんな,他人のせい。自分がこんなになったのだって,もとをただせば世間が悪い!

という思考の流れなのですよ。
これはこれで,ひとつのキャラとして,成り立っています(宝塚のヒロインとして,良い悪いは別として)。

小学校低学年で読み始めたので,あのアントワネットの態度,意味不明だったんですよね。自分は被害者とか,自分はかわいそうなんて,思ったことなかったから。今はよくわかります。
ベルばらって,奥が深いわ。
ほとんどほったらかしのHPに,掲示板など作ってみた。
まめに更新している管理人さんってすごいなと思った。

舞踊会って,出待ちで,お手紙手渡しできるのかなあ(結局,メインはそれですか)。
早くも,会服のお知らせが。
今回のベルばら,あまり評判がよろしくないようで。
これ,人ごとじゃないんですよね。御贔屓のオスカル。
友の会全滅し,一般売りに参戦する余裕というか,気力もなかったので,今回の全国ツアーはパスです。大劇は,2幕なので,いやでも名場面を復活させざるをえないですよ,ね?
スカステのお稽古場風景をみた限りでは,となみちゃん,いい感じだったんですが。

何はともあれ,宝塚といえば,ベルばら,ベルばらといえばオスカルということで,出させていただくことはありがたいことです,という気持ちを裏切らないでほしいな。
先日,見たスカステの番組。
アサコちゃんだったら見ようかな〜と何気なく番組を流していたら,御贔屓との2ショットの撮影風景が!!!
これ,音楽学校時代に部屋でくつろいでいたイメージで,部屋着姿で,すごくかわいい,良い笑顔の写真だったんですよ。その撮影風景ということで,美味しい映像でした。
ツボは,膝枕。あさこちゃん,御贔屓の脚にコテッ。
うーん,う・ら・や・ま・し・い。

「○○(←御贔屓の名前)さんのファンの方,すみません」
とさりげないフォローも(笑)
うちの御贔屓も,「瀬奈さんファンの方,恨まないでください」と。

これからも,この二人のおいしい2ショットを見たいものです。
いつのまにか,セルカのレピシエがなくなっていました。
ランチお手頃だったのに,残念。
トータルなコストパフォーマンスを考えると,本店のランチの方が良いんですけどね。
ホテルで,見ることができました。
スカイステージって,いいですねえ。
私は,この日,樹里ちゃんの卒業の日を,ムラで迎えたわけですが,こうして,番組を見ることが出来たのも,何かの縁でしょうか。

もう,この番組のためだけでも,ムラに行った甲斐があったわ!というほど楽しくて,濃い内容でした。

ゲストが,うちの御贔屓とアサコちゃんですよ(そんなこと,皆知ってるよ)。
こんな美味しい組み合わせで出していただいて,樹里ちゃんだからこそ,炸裂する本音トーク,って感じで,充実した内容でした。

「飛鳥夕映え」公演中にTCAのお稽古が入って,最後の場面になってしまって,アサコちゃんとかしちゃんに「お先に〜」って帰られそうになって,涙が出てきた,というエピソードにほろり。(大変だろうとは思ったけど)そんなに辛い思いをしていたのねぇ。
でもね,泣いてしまった話を聞いて,安心って思うのはおかしいんだけど,なんだか安心しちゃいました。一番,危険なのは,心が疲れていることに気付かないくらい疲れてしまうことだから。疲れてる感覚もないまま,ある日,繊細なガラス細工のように壊れてしまう。そういう心配のない人だな,と。悲しいとき,人前で泣けるって,すごく健全で,柔らかい心の持ち主なんだな,と。

アサコちゃんは,エリザ初日に,「今,逃げ出したらどうなるのかな」って考えて,うちの御贔屓が,あちこちの友達に電話して,アサコちゃんを探したり,大変になってしまうだろうと思って,やめたのだそうです。
あのドアが開いたときにシシィがいなかったら・・・。
だから,無事に公演できたのは,うちの御贔屓のおかげとか。アサコちゃん,いい人です。
初日前の
逃げ出したい発言
など,前の御贔屓に似ていますね。

他にも,いろいろ,楽しいエピソードがありました。
ムラでの生活が,忙しくなっている。
前の御贔屓のときより,絶対に忙しくなっている。

理由は,ガードだろうと思う。自分が,疲れすぎてて,忘れ物とか,勘違いとか,余分なロスあるのも確かだけど・・。
せっかくの機会だけれど,関西在住の友人と会う余裕もない。
ガードに入らなければ,長丁場が予想されるときは,夕食をすませて戻るというのもありなんだけど。
前の御贔屓のときのが,食生活,充実していたなあ。

とにかく,あまりゆっくり食事とかお茶を楽しむ余裕がない。

初日 遅くなることが予想されたので,お弁当を買って,冷蔵庫に放り込んでおきました。疲れちゃうと,レストランに行って,待たされる間座って待ってるのとか辛いのです。ホントは暖かいお食事の方が良いのだけれど。ちなみに,幕間は,ホテルとの往復で,おやつも食べられず。
出待ち後,速攻で帰って,CS見ながら,暖かいお煎茶と,冷たいお弁当。食後,すぐにごろごろする。ホテルの1階で,ゼリーを購入。とても,ケーキの食べられる時間ではなかったから。

翌日 
朝 ぎりぎりまで寝ていたので,紅茶だけ飲んで,当日券並びに。その後,セルカでやっと朝食。上品すぎて・・た,足りない。優雅なイングリッシュブレックファストをのんびりいただいてみたいものです。でも,時間が・・。
セルカのレピシエがなくなっていたのがショック。

昼 フェリエで公演特別料理のランチ。しっかり食べて大満足。HPのグルメの部屋にレポを載せましたので,興味のある方はどうぞ!

おやつ 空港でワッフルを購入。でも,帰りのフライトは,台風の影響でドリンクサービス中止だったので,食べられず。スポーツ新聞をチェックして,爆睡。

まったくどうでもいいことですが,宝塚阪急は,2階が食品売り場なんですね。デパ地下ではないんです。何と呼んだら良いのでしょう。

揺れる舞踊会

2005年9月25日 宝塚
舞踊会は欠席!という決心をして帰ってきました。

理由
・御贔屓の出番が少ない
・各組スターさんご出演で,たぶん,お手紙回収
・すーっと日舞を見るのはしんどいかも
・ケロちゃんが出ない
・毎年あるし
・節約したい
まあ,来年も御贔屓が出るかどうかわからないですけど。

と・こ・ろ・が,ムラから帰宅して早々,余韻をブチ壊しにするような出来事が。ムラぐらい行かなきゃやってられるか,みないな。
何だか急に,(御贔屓が出演するかわからないのだけでなく,出演するとしても)来年,自分が生きてる保証とか何もないんだよな,と不安でたまらなくなって・・。飛鳥公演中の御贔屓のように,心が疲れているのかな。生徒さんって,在団している限りはやめる可能性があるということを一応,念頭に置いてるわけだけど,自分が生きてるかわからないなんて気持ちになったことはなかったのに。ホントに一寸先は闇,という気がして,力の限り,通える限り,走り続ける方が後悔がないのかなって。そういうスタンスで走り続けてきて,いつもカツカツしていて,他のこともできないし,どうしても行かなきゃ,というツボ以外は節約もして,少しは,お稽古事等,自分に身に付くことにも身を入れて,先の人生のこととか考えて,という流れになっていたのに,やっぱり,来るかわからない明日のために今を犠牲にするなんてアホらしい,と逆もどり。だって,私に来年があるかわからないしー。
あー。もう疲れちゃったな。何も考えたくない。考えられない。

わけわからない日記で・・・すみません。そのうち,削除するかもしれませんが・・。
いろいろ感想とかはあるのですが,いきなり愚痴です。

どおなってるの!?
お芝居では,銀橋の1人渡りがなく,ショーでは場面がもらえてないし。

初日早々,出のお手紙回収となりました(泣)。
まさかの2時間待ち。暗いし,遠いし。
で,翌日の入りもなく,泊まりでムラに行って,一度もお手紙渡さずに,すごすごと?帰ってきました。
何しに行ったんだか(お披露目公演初日を観にいったのでは?)
何のために会服買ったんだか(総見のためでは?)
打ちひしがれてます。えーん><

どうやら,公演より,お手紙手渡しの方が大切らしいです。
まずは・・宝塚のトップお披露目初日という記念すべき舞台を観劇できたこと,嬉しかったです。実は,初めてなんです。自分の御贔屓のときすら見ていないのです。

「月組の瀬奈じゅんです」という開演アナウンスに,大きな拍手。アサコちゃんの,すごく男役っぽいイメージとは雰囲気がちがう,さばさばした感じのアナウンスでした。マノンのときは,どうだったかなあ。

冒頭の,アイリッシュ・ダンスは圧巻。
陣形が美しく,色分けされた衣装も鮮やか。トップさんを頂点に,ピラミッドになったり,一列に並んだり,2階席から楽しめました。さすがプロの仕事という感じ。お芝居の冒頭にショーがついているような,お得な感じです。うちの御贔屓と,城咲あいちゃんがペアで踊っていました♪

ストーリーですが,うーん,アイルランドの妖精という題材は面白いと思う。
でも,もう少し,骨太なストーリーにできなかったのかな。ま,破綻はしていませんが,突っ込みどころ満載。ヒロインが不治の病という安直な設定が,作品を薄っぺらくしているかな,と。

主人公は誠実な,白い二枚目。やたらと「皆で○○しよう」的な,きれい事の台詞がでてきて,・・・こういうお披露目公演,どっかで見たよな・・・・と思ったら,谷先生ですか・・。はは。

やはり,
エリザベートは名作
だったのですね。
そして,
柴田先生は巨匠
なのですね。

娘役さんが,「金返せー」と叫びつつ,袖にはけていくのは,どうにかならないんでしょうか。フェアリーなんですから。
ティモシーは,「ゴシップ記者」と記載されてますが,新聞社社長なんですね。3流週刊誌に雇われてる人かと。お金になる情報をかぎ分けるのが上手なのに,借金まみれなのが謎。

あーちゃん(花瀬みずか)は,大人っぽい感じで,あっちゃん(千紘れいか)に雰囲気が似てきたなあ。螺旋のオルフェで,あっちゃんが演じていたマフィアのドンの1人娘ミレイユも大人っぽい感じでした。

最後,中途半端に終わってます。ウォルターに大金を払ったダンが,仕事を放棄されて黙っているわけがないと思うので,彼との関係に決着をつけないと,解決したことにならないし,選挙戦の行方も気になります。

まあ,どんな作品であれ,トップスターの魅力とオーラで感動させてしまうのが,宝塚ですから。料理のしがいのある作品ということで(超失礼)
落ち着いて考えると,前の御贔屓のときも,大劇初日付近で「何これ・・」と思った作品に,最終的にハマッたり,しまいにビデオ買ったり,なんてこともあったので,今後に期待ですね。

花組時代,2番手として,余裕たっぷりだったアサコちゃんが硬くなっているのを見て,トップと2番手の立場の違いというものを実感しました。エリザ初日の,張りつめたような緊張感とも違っていたように思います。孤児院で育ったことを卑屈に思っていない真っ直ぐさがすごく伝わってきました。一昔前の,花組の男役さんをイメージさせるメイクで,男役の伝統をしっかり引き継いでいると思いました。
全体として,前の御贔屓がトップだったころの月組の雰囲気に近くなったと思います。

ショーは,楽しかったです。
人海戦術の嵐。キラーンな感じの,光沢のある布地を多様して,一昔前の星組でやっていたような感じのショーです。
ヨーロピアンテイスト漂う「レビュー」ではなく,「宝塚のショー」という感じです。
で,そういうのを楽しいと思う自分が,意外だった。一昔前の星組さんのときは「・・・??」って感じで見ていたわけです。
ちょっと大げさな音楽も,大迫力の群舞も,わくわくします。
大階段の黒燕尾の群舞,格好良いです。ふわっとした白いネクタイと,白いベストの間からちらほら見える御贔屓の生肌がツボ(おいおい)。
フィナーレで,大きな羽根を背負って降りてきた御贔屓に感激。
************************
今回の総括

嬉しかったこと
・御贔屓が羽根をしょって大階段を降りてきたこと
・アサコちゃんのトップお披露目公演初日を観劇できたこと
・出待ちで,アサコちゃんが笑顔を向けてくれたこと(エリザ公演では,反対側だったり,黙々と通り過ぎたり,だったから)
・樹里ちゃんののそれってどうなのを見れたこと。ゲストは,御贔屓とアサコちゃん。超楽しい番組でした!
・アサコちゃんのパーソナルブックの番組で,御贔屓との撮影シーンがあったこと

悲しかったこと
・出待ちでお手紙回収だったこと
・ガードのこちら側まで来てくれなかったこと
・入り待ちがなかったこと
・お芝居で銀橋渡りがなかったこと(1/4くらいで引き返した)
・ショーで御贔屓の場面がなかったこと

************************
余談
寝不足だったり,疲れてたりで,いまいち気分的に盛り上がらない旅立ちでした。途中駅の改札で乗り継ぎ切符を取り忘れ,空港では搭乗口まで走り,ムラに着いたときにはげっそり。しかも関西は暑い!
ホテルに着いているはずの荷物が着いておらず,オペラを借りるはめに。
キャストが日替わりなんですね。
マリコさんトートの日に行きたいなあ。特に誰かのファンでもないのに,星エリザは,かなり通いました。できたばかりの,のぞみで大劇場も行ったし,東宝もそれなりに通ったし。シシィは,ぐんちゃんで見たい。子ルドルフ,かわいかったけど,新人公演でシシィを見そびれたから。というと,ほとんど日程,決まってきちゃうんですね。

おそるべき日比谷

2005年9月17日
有楽町で,当初の予定がパーになったにもかかわらず,帰宅したら,夜9時近く。
何をしていたかって?日比谷で雑用を片づけたり,有楽町,銀座に行ったり。
DVD見ました。ランダムに感想など。

コットンクラブ
オールバックの髪型のせいか,アサコちゃんがミキちゃんに似てました。ここで,かなみんとのダンスは,実質的なお披露目だったわけですよね。かなみんも,格好良く踊っていて,良い感じのトップコンビになりそうな予感。先日,グラフだか歌劇だかで,二人の対談を読みましたが,こちらもいい感じでした。二人が組んだマノンは,実は観劇しているのです。あのときは,月組のトップコンビになるなんて,思わなかったなー。

ビバ!シバ!
束の間,御贔屓がたった1人で大劇場の舞台で踊る時間があって(かしちゃんの歌で),こういうイベントで,1人で踊らせてもらえるようになったんだな,と感慨にひたる。

キリエ
陽月華ちゃんの開脚,やっぱりすごいですねえ。
あと,彼女は,昔の娘役さん(10年以上前の花組あたりにいそうな)の雰囲気を持っています。普段の彼女を知らないので,GSのために,上演時のメイクを再現したのか,わかりませんが。
少女なんだけど,大人っぽい。色っぽい。女性ではなく,ひとつの型として作り込んだ「娘役」という雰囲気。
最近は,いわゆる路線の娘役さんの役も,ボーイッシュな役とか,弾けた役とか,力強い役とか,幅が広がったし,ナチュラルな感じになってきたけれど(現実の女性像が変化しているからかな?),一昔前の「娘役はこうあるべき」っていう決まり事が,今よりもあった時代の感じ。
どっちかっていうと,男役さんを従えてバリバリ踊ってしまうような,格好良い娘役さんが好みなんですが,たまにはこういう「いかにも,娘役」というのもいいなあ,と。(宝塚ファンやってますけど,あんまりベタベタした恋愛ものは苦手なんですよ,実は。)

タンゴ
コムちゃん,普通に娘役さんとしてキレイです。コムちゃんを見つめる御贔屓の静かな嫉妬に燃える,視線が好きです。
携帯かえました。
長らく,変えていなかったので,機種変更に事務手数料がかかるの忘れてました(痛)。
着メロ,なくなったので,モバタカに即,加入(痛)。
引き継げないのは,不経済ですね。たくさん,着メロ,入ってたのになあ・・。
宝塚でない着メロなんて,ありえなーい。という体質の自分に半ば呆れ。
販売店で加入させられたオプションには文句タラタラなのに,モバタカ
の費用はまあいいか,という私。必要な曲をDLしたら,やめると思いますが。
友の会から届きました。
うちの組の東京公演は,まさかの夏,真っ最中と知って,真っ青(笑)。
何年か前にもこのパターンありましたが。
改装後の日生は初めて。
久しぶりの日生劇場。ここの赤絨毯とか,内装は,とっても晴れがましい雰囲気。日常化しつつある「観劇」が非日常であることを思い出させてくれる,そんな古き良き時代の雰囲気。
でも,エスカレーターは前からあったし,どこを改装したの?と思ったら,洗面所が,石使いで,重厚な雰囲気を保ちつつ,明るくキレイになっていました。スバラシイ。

お芝居は,めちゃくちゃ楽しかったです。(イギリス貴族のお話ということで,かなり期待していました。)ショーがない一本立てですが,お芝居だけで,ものすごく発散できました。請求書が貯まっていても,暗くならないで,食べることに夢中なアルジャーノンのキャラがキュート。一見ノーテンキなキャラですが,蘭とむちゃんって,さり気なく濃い色気があるんですよね。天使の季節のアタシイ外国人?の扮装を見て感じました・

娘役さんのお衣装もかわいかった。
ヒロインの,グリーンのドレスと,セシリイのオレンジのドレスがビビっときましたよ。帽子もステキなのをとっかえひっかえ,悩んでましたね。セシリイのオレンジのドレスは,おそろいのヘアバンドもかわいくて。横にリボンがついています。是非,写真館にも加えていただきたい。桜一花ちゃんに合ってるキャラですね。ゆうこちゃん似の下級生ということで,気になっていました。自然に18歳に見えました。上品な大人っぽさが持ち味のあいちゃんがどんな風に演じたのかも気になるところです。

今でこそ,男役さんの黒燕尾の群舞にオペラをあげる私ですが,宝塚を見始めたときは,娘役さんのドレスチェックを中心に見ていました。なんか,その頃にちょっともどったようななつかしい楽しさでした。

樹里ちゃんのような後見人のおじさまがいたら,いいですよね。

で,キュウリのサンドウィッチって,そんなに食べたいものなんでしょうか。お客さまにお出しするものを全部つまみ食いしても,フォローしてくれる執事がいるってステキ。

絶滅寸前のMova

2005年9月12日
やっと携帯を変える決心をしたら,在庫がないので明日のお渡しと言われて,先送りに。国内を飛び回るのにFOMAは不安で。

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